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2008年10月14日 (火)

「上七軒寿会」

「上七軒寿会」
「上七軒寿会」
今年も上七軒の芸妓梅はるさんに案内を頂き、「寿会」に行って来た

春は華やかな「北野をどり」、秋は長唄、清元のしっとりと落ち着いた格調高い舞が観られる

今年のメインは、長唄「船弁慶」

頼朝に追われた義経一行は船で西国へ落ち延びようとしている
弁慶にいさめられた静御前は都へ帰ることなり、清水観音への祈りを舞いに託す
一行は、舟長に従い瀬戸内に出る
そこに義経に滅ぼされた平家の亡霊共が現れ、義経らに襲いかかる

その時義経少しも騒がず

弁慶の祈りで亡霊は姿を消す

「能」では有名な曲で、前場の静御前の悲しい舞と後場の激しい亡霊の怒りが対比的な曲である

「長唄」で観るのは初めてであるが、着物姿で舞うのが新鮮であった
(帯の締め方で性別を区分するらしい)

梅はるさんは、「扇の四季」では艶やかに、「船弁慶」では、舟長を粋に舞っていた
(上演中は撮影禁止でブログアップできず、あしからず)


「上七軒歌舞練場」は明治30年頃に建てられた日本にも数少ない木造劇場建築で、最近研究者の注目を集めている

やや横長の舞台、客席に張り出す花道、木の格天井、提灯照明、
単純ではあるが、効果的な仕掛が面白い

縁側を介して美しい日本庭園に開かれる構成は、自然との一体感があって素晴らしい

500席程の客席は満席であったが、どの席からも舞台との臨場感を失わずに鑑賞できるなど配慮がされている

最近老朽化が激しく、問題も発生しているようだが、このような文化的価値のある建築はいつまでも、いつまでも残すべきであろう

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