2009年11月 9日 (月)

晩秋の空

晩秋の空
ほろ酔いが住まいする京都の片隅は、ケッコウ田舎である

晩秋のある日の散歩道

「柿蜜柑 落花生干す 青き空」

閑な風景に浸る秋も贅沢なものである

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2009年11月 7日 (土)

「茶入れ」

「茶入れ」
あるところで見た茶入れにファイトが湧いて制作中

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2009年11月 1日 (日)

岡崎公園アートフェスティバル

岡崎公園アートフェスティバル
今年も懲りずに出店!

気楽にほろ酔いスケッチを出しました

なんと絵葉書スケッチ原画一枚2000円!

高かったかな?

知り合いの方々が数枚買ってくださいました
ありがとうございました

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2009年10月30日 (金)

居酒屋「灯り」

居酒屋「灯り」
場所は明かさない

風情とか情緒とか、何処か観光気分のお気楽な空気とは別の匂いが漂う

この暖簾をくぐるにはまだ修行が足りない

近くても遠い世界

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2009年10月28日 (水)

はちはち

はちはち
はちはち
千本出水辺りは京都でも、ついぞ観光客など訪れることのない地域であるが、街に不思議な空気が漂うディープな地域である

「はちはち Infinity Cafe」は千本通りから一本東の土屋町通り上長者町を下った路地を西に進んだその奥の森の中?に潜む

京都市中にもこんな場所があるのか!?
驚きと興味を禁じ得ない

建家は廃屋に近い木造で、中ではドイツパンが焼かれ、サンドイッチやコーヒーが楽しめる

店主は品のよい紳士、元ホテルマンで、欧州から帰国した際、日本に美味しいドイツパンがないことに気付き自分で焼き始めたという

仕事帰りの夕暮れという滅多にない機会を生かして素敵な寄り道を試みた

店は静かで、はちはちの森は夕闇に沈んでいく
メニューにはワインもある
オーガニックの赤
ブルゴーニュのシラー、アランパレ
飲みやすく味わい豊か
ライ麦のキャラウェィを使用したドイツパンにチーズがのるオープンサンド
素直に美味しい

店主はワインにも詳しく、酒にも話は弾み、とある穴場の居酒屋を教えてもらったりもした

イチヂクのライ麦パンと店主お勧めの絶対お得なフルーツケーキを持ち帰りにしてもらい、謂わば迷宮の森を後にした

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2009年10月21日 (水)

タイルのタペストリー

タイルのタペストリー
時は昭和の参年

大阪は東洋のマンチェスターと呼ばれ紡績業を中心に東京をも凌ぐ繁栄を誇っていた

大阪綿業會舘は東洋紡の岡常夫の遺言により遺産100万円を元手に150万円という破格の予算で建設された

当時の大阪城の復興建設費が50万程度であったというから破格であることは間違いない

建築は渡辺節建築設計事務所の設計、ヘッドドラフトマンは、かの村野藤吾である

外観はアメリカンボザールか、村野は当時、渡辺から「売れる建築を作りなさい」と言われていたそうであるが、絶妙に均整のとれた外観は大阪に数ある近代建築の中で秀逸である

内部は趣味趣向の異なる会員に満足してもらえるよう多彩なインテリアが展開される

最も豪華な二階談話室はイギリス、ジャコビアンスタイルで正面の壁には「タイルのタペストリー」が設えられている

タイルは京都泉涌寺の窯で焼いたもので、設計者渡辺が自らの手で施工したという逸話が残る

タイルの型は僅か5種類であるが、唐三彩を思わせる釉薬が形態に豊かさをもたらし、全体として豪華なタペストリーに仕上がっている

建物は昭和六年に完成し、エレベーターやビルトインの空調ダクトなど先進的な技術もあり、現代にあって尚、さしたる改造されることなく充分な魅力を湛えているのである

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2009年10月 8日 (木)

野田「上田温酒場」

野田「上田温酒場」
仕事帰りの密かなほろ酔い

築90年はあろうか

大阪は野田にひっそり潜む木造酒場

戦前から酒場を営む貴重な空気

愛想のよい女将さん

どて焼きの味噌は、どんな秘密があるかは知らねども、かに味噌に似たる味ぞする

酒は今は無き酒蔵の「忠勇」チウユウ(白鶴が引き継いで造っているとのこと)
灘らしくすっきり呑み心地よし
戦前からずっと忠勇だという

この店は「かんとうだき」の店であり、タマゴと大根を頂く
あっさりとして美味しい

なんだか家に真っ直ぐ帰りたくない一人の宵は、こんな店で軽くほろ酔い、ひと呼吸して家路に就くのは幸せなことである

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2009年10月 5日 (月)

月光茶会

月光茶会
あれは、とある桃源郷での出来事であったか、詳しくは口に出来ないし、なんだか記憶さえ朧月夜

中秋のその夜、その昔、僧俊寛が天地を覆す陰謀を企てたという山里にある山荘で、月の雫なる代物を口にし、美味なる料理が供された後、好月居とかの手になる月きんとんで抹茶を飲み干す

山荘には天上へと繋ぐテラスがあり、月の光で育んだ優しき茶と夜来る香のする妖しき茶を口に含んだと覚しき
しかし、その茶会、この世の出来事であったか否か

唯一証拠として遺された一葉の写真だけが茶会の事実を物語るのである

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月桂冠「秘蔵古酒」

月桂冠「秘蔵古酒」
とある月見の会のために酒の試飲に行った

懐石に合う数酒、食後の月見に飲みたい数酒
懐石に合わせる酒はあまり綺麗すぎてもいけないという
主張ある懐石の場合、酒が引き立たず、相乗効果が薄れてしまう

酒屋の店主が選んだのは、岩手「菊の司」、福島「亀ノ尾」、熊本「香露」
徐々に芳醇の極みに向かう

次は月見酒
こちらは味に個性を持つ酒が並ぶ
山口「日下無双」、奈良「梅乃宿古酒」、そしてなんと言っても驚きの酒、月桂冠「秘蔵古酒」

昭和51年仕込み
三十三年の歳月をかけて熟成された酒は、ボトルを開けるなり不思議な芳香が漂い、辺りの空気は豹変し、ぐい呑みで口に含んだ途端今までに日本酒でも老紹興酒でも体験したことはない何処か懐かしささえ感じるふくよかな味わいに包まれるのであった

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2009年9月28日 (月)

通人の酒席「ふくべ」

通人の酒席「ふくべ」
東京での残業帰り、ちょっと一杯やってくか〓

東京駅界隈では、嘗てはアテが旨く居心地のいい好きな居酒屋があったが、今はその店も閉め、馴染みを知らない

そんなわけで、ついつい旨い日本酒が飲める「ふくべ」に足が向く

この店のアテは、何れもシンプルでキレがある
薩摩揚げ、ぬた、〆鯖、おしんこ

酒は乾杯ビールのあと、ちょい甘口「福島栄川」、ほろ酔い好みの「秋田新政」、古酒的な味わい「富山銀麗」

残業の疲れか、店の居心地良き空気か、酔いの回りは意外に早く、ふらふらと慣れぬ帰路に就くのであった

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